2008.5.10
新白河で党を語るつどい
郡山駅前で、青年学生キャンペーンカーの街頭宣伝に参加
青年学生キャラバンへの演説 イン郡山 080510
ご通行中の皆さん、こんにちは。日本共産党の衆議院議員、高橋千鶴子です。
今日は、青年学生の皆さんに、聞いていただきたいことをお話させていただきます。私は5年前、比例代表東北ブロックから、国会に初当選しました。現在、厚生労働委員会に所属し、赤ちゃんからお年寄り、雇用、労働、医療や社会保障問題など、生きることすべてに関わる問題ととりくんでいます。どうぞよろしくお願いします。
私は7年間、私立高校の教員をしていました。当時は、進路指導を担当していて、夜遅くまでの進学講習と日中は、授業の合間、あるいは夏休みなどを使っての企業訪問にも歩き、当時山のような求人票の整理に追われていました。そして、1人1人の子どもたちに、最もむいている仕事、やりたいことは何だろうか、をとことん話し合って進路を決めていた、そういう経験をしました。
だからこそ、今日の若い皆さんの置かれている状況はがまんならないし、一刻も放置できない状況だと考えています。初めて社会に出る学生の、1人に1枚も求人票がない、選択の余地がありません。また、最も就職氷河期に卒業した若年フリーターの皆さんは、何度も職安にいき、資格や経験がないからと断られ、いつ経験を積めばいいの?と訴えています。そうした中で、派遣、請負、契約社員といった、非正規雇用は青年の2人に1人、という状況まで広がりました。こうした若い皆さんのおかれている状況は、少子化問題とあわさって、日本の将来がかかった重大問題です。いま、消えた年金や後期高齢者医療制度、などという言葉をよく耳にすることがあると思いますが、一番恐ろしいのは、いまのままでは、年金世代を支えることができないばかりか、若い皆さんの将来を展望することがまったくできません。
そこで、私たちがとりくんできたこと、国会も変わっているよ、ということをご紹介したいと思います。
日本共産党のホームページには、若者ネット、というコーナーがあります。携帯からでもjcp、で検索できます。この中にアドバイスコーナーがあって、若い皆さんからのメールに、国会議員や弁護士、労働組合役員などが答えるという形式をとっています。私もそのコーナーを担当している1人ですが、日を追う事に深刻さが増していきます。内容は様々ですが、正社員の人は長時間労働に身も心もぼろぼろになり、セクハラやパワハラなどで仕事をやめざるをえなかった。圧倒的に多いのが派遣社員の皆さんです。求人広告をみて電話をしたら、単なる紹介屋でどこどこと行き先を指示された。「犯罪をして刑務所に入る方が、少なくとも3度の食事にありつけ、体を横にして、休むことができるからいい、そんな話を友達としている」などという訴えもありました。緊急を要する場合、地域の党事務所に対応してもらって、助けることができた、という事例もあります。
私は、こうした皆さんの声を国会で紹介し、まず一つに、基本的な権利をきちんと知らせることを求めました。研修期間には社会保険に入れない、職場から言われて何の疑問ももたずにいる若者に、きちんと入ることができるし、会社の責任だよ、と知らせること。遅刻、欠勤には罰金、と法外な料金を勝手に貼りだしている、こんな勝手なこともおかしいよ、労働者の基本的権利を知っていれば泣き寝入りしなくてすむ、こうした質問の中で、労働局も簡単なパンフレットを作成したり、各県が労働ブックを配布したりするようになりました。
日本共産党国会議員団として、偽装請負問題を繰り返し追及するとともに、トヨタなどの大企業を訪問、調査、あるいは労働局にも訪問しました。私はそのとき、大阪の松下デスプレイで、偽装請負を告発して頑張っている吉岡力さんという青年の話を聞きました。吉岡さんは、告発をうけ、いったんは直接雇用されたものの、有期契約でなおかつ、隔離部屋のようなところに押し込められ、回りの社員との交流を禁止され、単調で意味のない仕事を毎日やらされました。それでも頑張ることができたきっかけは、自分より若い人が、「どうせ自分の将来はホームレスだ」とあきらめている姿をみて、こんな大企業が若い人を見殺しにするなんて許せない、と思ったから、と話してくれました。
そうした闘いの中で、皆さん、今年2月8日の志位委員長によるキャノンの無法をはじめ、派遣労働者の実態を告発した予算委員会質問があったのです。志位さんは、この質問の中で福島の26歳の女性のことを紹介しました。2年間、毎日契約書を結び、明日仕事があるかわからない、そういう不安な毎日を送る中、2年後にはぽんと、明日からこなくていい、と言われた。私は議場で見ていましたが、その2年分の契約書の束を手にして志位さんが追及したときは、胸がぐっとなりました。委員会室も静まりかえり、そしてひどいな、本当か、という声が与党席からも聞こえてきたのです。
50分という長い時間ですが、ユーチューブなどで次々と若い皆さんが視聴してくれる、その数は10万件をこえ、キャノンの工場では、志位質問を見るように、との指示がでるほど反響をよびました。毎日や朝日新聞なども志位グッドジョブ、と紹介し、潮目が変わった、と論評されたのです。事実、キャノンやいすず自動車などが派遣を直接雇用にかえたり、期間工を正社員にするなどの動きがおきました。そして、大阪高裁は4月25日、さきほど紹介した吉岡力さんに勝訴判決を出したのです。
いま、国会では、日本共産党が、労働者派遣は専門的、臨時的な契約に限定し、日雇い派遣、登録型派遣などを禁止する派遣労働者保護法案を発表しました。そして、民主党も社民党も、それぞれが立法提案をし、公明党までが派遣法を見直すべきだ、と主張するようになったのです。皆さん、私はこうした流れの中にいて、本当にひどい政治がやられ、実態もひどいけれど、声をあげ、力を合わせることによって、やっぱり政治は変わっている、ということを強く実感しています。皆さんも、ご一緒に声をあげませんか?福島の青年たちと一緒に私も、一層頑張ります。
皆さん。学費が高すぎ、アルバイトに追われて学業も中断してしまった、そういう経験をしたこと、あるいは友達の中にいませんか。日本共産党は4月、「世界1高い学費を軽減し、経済的理由で学業をあきらめる若者をなくすために」という提言を発表しました。
日本は世界1高い学費です。高校から大学卒業までかかる費用は1人平均1045万円、家計の34%をしめています。深夜までアルバイトをして体をこわしたり、退学せざるをえない、私立大学で毎年1万人の学生が経済的理由から退学している状況です。憲法26条には、ひとしく教育を受ける権利を定めているのに、貧困と格差の拡大が、学生にも広がっていることの明かしです。もともと国際人権規約の13条には、高校と大学の学費を段階的に無償にすることを定めています。日本政府はこの規約に対して態度を保留していますが、世界中で無償化条項を留保している国は日本とマダガスカル、ルワンダの3カ国だけです。国連からも勧告がされているくらいなのです。
私たちは、?公立高校の授業料減免のための予算枠を増やし、対象となる年収要件を拡大することを提言します。私立高校に対しても直接女性制度をつくるよう求めます。
?国公立大学の授業料減免、私立大学の直接助成制度も求めます。?利子付奨学金制度をやめ、すべて無利子にし、返済のいらない奨学金制度も創設します。こうしたとりくみのなかで、国際人権規約を批准し、文字通り学費無償化をめざします。
そのために必要な予算は1900億円程度ですが、やる気になれば十分に生み出せます。
最後に、最近子どもたちを犠牲にする犯罪が増えました。わが子に手をかける虐待や殺人など、目をおおうばかりです。一方、入学金を入学式までに納めなかったからといって、式に出席させない、などというある県の教育委員会の対応も報道されました。その生徒が、この先の人生、ずっと抱えていくことになるだろうと思えば、つらくてたまりません。社会が病んでいることの背景には貧困と格差の拡大があると同時に、行政や警察、政治、社会の対応がもっと違っていれば、と思うことも少なくありません。課題は多いのですが、こうした問題にも真剣に向き合い、皆さんのご意見を聞きながら、とりくんでいきたいと思います。
国会のごたごたは、若者を失望させ、内閣の支持率を下げるだけではなく、政治不信を増長させていることでしょう。しかし、日本共産党は、どんな時でも国民の中に根をおろして、国民との共同でがんばってきました。1人に1票は平等な権利です。総選挙もそう遠くない時期にあると思いますが、日本共産党をぜひ応援してください。私も、全力で頑張ることをお約束して、あいさつといたします。